Microsoft Teams、Yammer、Skype for Businessの違いを解説

こんにちは、マイクロソフトマンです。

Teamsが登場したことで、既存のOffice365アプリのYammerや、Skype for Businessとの違いが分からなくなった方がいると思います。

なぜなら、Teams、Yammer、Skype for Businessの機能がよく似ているためです。

本記事では、Yammer、Skype for Business、Teamsの違いを紹介したいと思います。

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TeamsとYammerの違い

使用する目的の違い

Yammerは、社内専用のSNSとして使われることを目的として開発されたアプリになります。

Facebookなどと同様で、他のユーザをフォローしたり、公開されているグループに参加してコミュニケーションができます。相手をフォローすることで、人との繋がりを広げたり、投稿内容の拡散ができます。

 

Teamsは、あらかじめ決まった特定のメンバーで共同作業を行うのを目的として開発されたアプリになります。どちらかというと、仕事で利用するの目的です。

Teamsは特定のメンバーで使用するのが目的なので、Yammerのように人との繋がりを広げることはできません。

機能面での違い

TeamsはOffice365のアプリケーションのハブであり、業務に使える様々なアプリを使うことができるという強力なメリットがあります。

Teamsは、Outlookとの連携もできるようになっています。

下記画像のように、OutlookでWeb会議の予約ができますが、Skype会議の横に、Teams会議のボタンも用意されています。(Teamsアプリをインストールしている場合のみ表示されます)

 

一方のYammerはSNSとしての機能のみで、他のアプリケーションとの連携などはできません。

時間的な違い

Teamsを使用する際は、時間的なリアルタイム性が求められ、投稿した内容は基本的にすぐに見てもらえることを念頭に投稿されます。

このような特徴から、仕事で使うには、Teamsが適しているといえます。

 

一方で、Yammerは時間的なリアルタイム性は求められていません。SNSの特徴となりますが、人の投稿内容を見るのは暇な時間ができたときですよね。

投稿者もすぐに見てもらえることを、期待していないことが多いです。

ファイル共有の違い

YammerとTeamsには、ファイルをメンバーと共有する機能があり、共有したファイルはYammer、Teams上で編集できます。

ファイル共有機能によって、チームのメンバーが同時編集できるので、とても便利です。

ただし、扱えるファイルには種類があるため、注意が必要です。

 

ファイルを単に共有するだけであればどんなファイルでも大丈夫ですが、編集もできるファイルは種類が決まっています。

Teamsは、Word、Excel、PowerPointに加えて、OneNote、テキストファイルも共有して編集できます。

Yammerは、Word、Excel、PowerPointのみファイル共有してYammer上で編集できます。

社外の人とのやり取り

Teams、Yammerでは別会社の人を同じグループ(チーム)に招待して、コミュニケーションをとったり、ファイルの共同編集作業ができます。

別会社の人をYammeのグループや、チームメンバーにするには、Office365の管理者が外部招待機能を有効にする必要があります。

 

ちなみに、Teamsで社外の人をゲスト招待して仕事のやり取りをしているケースは結構見ますが、Yammerで社外の人とやり取りをしているケースというのは、ほとんど見たことがありません。

Yammerの目的が、社内での人との繋がりを広げたり、仕事に直結しない情報の拡散が目的だからだと思います。

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TeamsとSkype for Businessとの違い

MicrosoftはTeams発表当社から、TeamsにSkype for Businessの機能を取り込むことを宣言し、徐々に取り込んでいきました。

 

2020年2月時点で、Skype for Businessのメイン機能は全てTeamsに取り込まれています。

例えば、Skype for Businessのメイン機能であるプレゼンス機能(在席確認)、チャット、電話、Web会議、画面共有等の機能は取り込まれています。

Skype for Businessは2021年7月でサービスが終了し、以後はTeams一本となります。

 

ちなみにSkypeにできて、Teamsにできないことが一つあるとしたら、Skypeは履歴データがOutlookに残せることです。

Teamsのやり取りデータは全てTeamsに残りますが、Skype for Businessのチャット履歴はメールに飛ぶからです。

基本的に、社外(取引先や客先)とのやり取りは、今後もメールが使われると思いますので、全ての情報をOutlookに集めることができるはメリットでしょう。

過去履歴を検索する際にOutlookだけを検索すれば見つかるからです。

ただし、メールのやり取りは、必ずしも1通のメールで返信を繰り返していくわけではなく、一つのメールが二つにわかれることもあったりしますよね。

 

それに、メールで検索した場合は、途中メールも全て検索されてしまいますし、メールで検索しても目的の情報に辿り着くのに結構時間がかかります。

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まとめ

Teams、Yammer、Skype for Businessというコミュニケーションを行うための3つのツールの違いについて説明しました。

Teamsは特定メンバーとの仕事のために、Yammerは主に社内のメンバーとの情報シェアや、人との繋がりを広げるために使います。

Skype for Businessの機能はすでにTeamsに取り込まれていますので、今後は使わなくていいです。新しく使う場合はTeamsを使ってください。

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